火災保険を一度使ってしまった方は、二回目以降も同じように使えるのか気になりますよね。この記事では、火災保険を一度使うと二回目以降どのように変わるのか解説します。また二回目以降も火災保険が受けられるケースまで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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火災保険を一度使っても二回目以降同じように使える
火災保険は、一度使っても二回目以降同じように使えます。そこで以下では、申請回数や二回目以降の保険料について解説します。
特に申請回数に制限があるわけではないので、何度でも申請することが可能です。また一度使っても保険料が上がることがありません。以下では、それぞれの内容を詳しく解説しましょう。
火災保険の申請は何度でもできる
火災保険は、申請回数に制限があるわけではないので何度でも申請可能です。そのため、二度目や三度目でも申請できます。また現在の火災保険は最長で10年契約を結べるので、契約期間中は何度でも保険金の受け取りが可能です。
ただし申請回数に制限がないだけで、一度の保険金の支払いが保険金額の80%を超えた場合は契約が切れるので注意が必要です。たとえば火災によって建物が全焼した場合は、保険金額の80%を超えるため火災保険も一度で終了となります。
一度使っても保険料が上がることもない
火災保険は、一度使っても保険料が上がることはありません。また複数回申請しても保険料は上がらないので安心して受け取ることができます。
ただし近年はゲリラ豪雨や台風などの被害件数が増加傾向にあるため、保険料自体が値上がり傾向になります。そのため火災保険を更新する際に保険料自体が値上がりしている可能性があるのです。火災保険は一度使っても保険料が上がることはないですが、更新の際に高くなるケースがあるので注意しましょう。
火災保険が二回目以降も使えるケースを2つ紹介
火災保険が二回目以降も使えるケースは主に2つあります。ここでは、一度修理した箇所を再度修理する場合と一度修理した箇所と違う箇所を修理する場合について紹介しましょう。
一度修理した箇所を再度修理する場合
一度修理した箇所を再度修理する場合は、二回目以降でも火災保険が使えます。たとえば台風によって屋根が破損してしまった場合に、保険金を受け取って修理したとします。しかし翌年も台風によって同じ箇所の修理が必要となった場合でも、火災保険を申請することが可能です。
たとえ同じ箇所の修理でも、火災保険の対象となります。ただし同じ箇所の修理を行う場合は、前回修理した際の写真や修理業者との明細など、修理した証拠が必要です。そのため火災保険を二回目以降でも使用したい方は、必要となる書類を大切に保存しましょう。
一度修理した箇所と違う箇所を修理する場合
一度修理した箇所と違う箇所の修理が必要な場合も、火災保険が使えます。たとえば台風によって屋根が破損した場合に、一度火災保険を使います。その翌年に台風によって外壁が損傷してしまった場合でも続けて火災保険の申請が可能です。
また一度修理した箇所と違う箇所を修理する場合は、前回の修理履歴が必要ありません。そのため一度修理した箇所を再度修理する場合に比べて申請しやすくなります。
火災保険が二回目以降使えなくなるケースを紹介
火災保険が二回目以降使えなくなるケースもあります。以下に、使えなくなるケースを3つ紹介しましょう。
保険金を受け取っても修理しなかった場合
一度保険金を受け取っても修理しなかった場合は、二回目以降火災保険が申請できなくなります。たとえば台風によって雨樋が損傷した際に、修理費用として保険金を受け取ったとします。しかし修理せずにそのまま放置したことで、さらに状態が悪化した場合でも再度火災保険を申請できません。
また同じ箇所の修理のために火災保険を申請する場合は、前回修理した証拠が必要となります。しかし修理していない場合は、証拠が提出できないため再度火災保険の申請ができなくなります。
故意に破損させた場合
火災保険を受けるために、故意に破損された場合も保険金は受けられません。そもそも故意に破損させて火災保険を受けようとする行為は虚偽申告にあたります。
保険金詐欺に該当するため火災保険が受けられないのはもちろんのこと、最悪保険会社から訴訟される恐れもあります。そのため故意に破損させて火災保険を受けようとする行為は、絶対に行わないようにしましょう。
火災保険の申請から請求までの流れ
火災保険を受け取るためには、申請か請求作業が必要となります。以下では、一般的な流れをまとめてみました。
1.加入している保険会社へ連絡する
2.保険会社から必要書類が送付される
3.必要書類を記入して保険会社に提出する
4.保険会社の鑑定人による被害状況の調査
5.保険金の入金
火災保険を申請するためには、まず加入している保険会社へ連絡する必要があります。連絡する際は契約者氏名や保険証券番号、被害状況などを伝える必要があるので事前に控えておきましょう。
保険会社へ連絡した後は、保険金の請求に必要な書類や案内を送ってもらえます。必要な書類には保険金請求書や修理費用の見積書、被害状況がわかる写真などが必要です。
必要な書類の準備ができれば、保険会社に提出します。書類の提出が済めば保険会社が手配した鑑定人が、現場に来て被害状況を調査してくれます。調査の結果、支払われる保険金の確定及び入金によって火災保険の受け取りが完了です。
まとめ
火災保険は、申請回数に制限がないので何度も使うことが可能です。また一度使っても保険料が上がらないことからも安心して活用できます。
ただし一度の保険金の支払いが保険金額の80%を超えた場合は、契約が切れてしまうので注意が必要です。また保険金を受け取っても修理しなかった場合や、故意に破損させた場合も受け取れなくなります。自然災害による被害に遭った場合のみ積極的に活用していきましょう。
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