「最近、足元が冷たいな・・・」
「フローリングが冷たいと部屋全体が寒い気がする・・・」
「家族ですごすリビングは暖かくしたいな・・・」
冬が近づくと、家の中で過ごす時間が増えますよね。
そんな時、心地よい暖かさがあれば、家での時間が一層楽しくなります。
あなたのお宅は寒さ対策に悩んでいませんか。
もし、お悩みならこの記事が役に立つかもしれません。
なぜなら、その答えは床暖房にあるためです。
▼この記事で分かること
- 床暖房のメリットとデメリット
- 床暖房の種類
- 導入費用
床暖房は、暖かさを提供してくれる素晴らしい設備です。
ですが、床暖房にはいろいろな種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
また、費用や工事、業者選びについても知識がないと、後で後悔する可能性もあります。
そこで今回は、床暖房に関する情報を徹底解説しました。
知っておくべきポイントをしっかり押さえ、後悔しない選択をしましょう。
この記事を参考に、寒い冬を乗りこえ、最高のぬくもりを手に入れてください。
家族で暖まれば、きっと心も体も癒やされるでしょう。
Contents
床暖房リフォームのメリットとデメリット
床暖房リフォームにはメリットとデメリットがあります。
工事後に後悔しないためにも、あらかじめ知っておきましょう。
では、メリットとデメリットを解説します。
メリット
メリットは大きくわけて3つあります。
- 足元から温まる
- 床暖房は床から直接熱を伝える仕組みです。そのため、足元から温まり全身が温まりやすくなります。
- 空気が乾燥しないため、肌や喉の乾燥も防げます。
- 安全性が高い
- ファンヒーターやストーブと違い、床下に設置されているため、床に置く必要がありません。小さいお子さんやペットのいるお宅は安心できます。
- エアコンと違いフィルター掃除などの必要もないため、掃除中のけがの心配もありません。
- 省エネ効果が期待できる
- 温水式床暖房の場合は、エアコンやファンヒーターなどよりも省エネ効果が高いと言われています。
- 太陽光発電やエコキュートなどと組み合わせることで、さらに電気代を節約できます。
デメリット
デメリットも大きくわけて3つあります。
- 初期費用が高い
- 配管やボイラーなどの設備や床暖房専用のフローリングが必要となり、初期費用は高くなります。
- 工期が長い
- 床暖房は床下に設置するため、既存のフローリングを剥がしてから新しいフローリングを敷く必要があるため、工期は長くなります。
- 暖まるまでの時間が長い
- 部屋全体に暖かさが広がるまでに、1時間はかかるため、すぐにでも暖まりたいと思う人には不向きかもしれません。
床暖房のメリットとデメリットを知っておくことで、「理想と違った」や「思ったより費用が高かった」などの後悔する可能性を減らせるでしょう。
床暖房の種類
床暖房には電気式と温水式の2種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
電気式床暖暖房
電気式床暖房には3つの種類があります。
- 電熱線式
- 電熱線に電気が流れ床を温める方法で、サーモスタットや温度ヒューズが内蔵されているため安全性が高く、施工性も良い。
- 蓄熱式
- 床の下に蓄熱材を敷く方法で、夜間に電力を使い蓄熱材を温め、昼間に放熱し床を温める。
- PTCヒーター式
- 床下にPTCヒーターを仕込むことで、床から暖かさを感じられる方法。暖房面の一部の設定温度が高くなると、その部分だけ発熱を抑え、無駄な電気を使わない特徴がある。
▼電気式床暖房のメリット
- 設置が簡単
- 工期が短い
- 初期費用が安い
などのメリットがありますが、電気代が高くなるというデメリットもあります。
それぞれに特徴があるため、予算を重視するのか、設置後のランニングコストを重視するのかに応じて選んでください。
温水式床暖房
温水式床暖房にも3つの種類があります。
特徴を見ていきましょう。
▼温水式床暖房比較
| 種類 | 仕組み | 特徴・注意点 |
| 石油式（灯油式）温水床暖房 | 石油（灯油）を用いた特別なボイラーで水を暖め、床下の管に送る。 |
|
| ガス温水式床暖房 | ガス給湯器で水を温め、床下のポンプで循環させる。 |
|
| ヒートポンプ （電気）式床暖房 |
外気を取り込み、圧縮して暖めた後、床下の管に温水を送る。 |
|
以上が特徴です。
温水式床暖房は、床下の温水パイプで床を温める方式です。
初期費用は高いものの、ランニングコストは低く、エネルギー効率も良いといえるでしょう。
また、複数の部屋を一つの熱源で温められますが、部分的な設置は難しいというデメリットもあります。
あなたが重視するポイントが設置予算か、オール電化にするかなどにあわせて検討してください。
工事の手順
工事の手順は、床暖房の種類や家の状況によってことなりますが、今回は温水式床暖房の工事内容を紹介します。
①現地調査
まず、現地調査して配線経路や部屋の状況を確認します。
②床の補強
床暖房を設置するには、まず床の補強が必要です。
床暖房は重量があるため、床下のはりや柱などの強度を確認して、必要に応じて補強します。
③温水チューブを配管
温水式床暖房の場合は、ボイラーと床暖房パネルをつなぐ温水チューブの配管作業が必要です。
壁や天井などを通して、床下に引き込み、曲げや折り曲げに注意し、できるだけ直線的に配管します。
④温水パネルを敷く
温水パネルを床下に敷きます。
床下のはりや柱に合わせてカットして敷き詰め、できるだけ隙間がなく敷くことが重要です。
⑤温水チューブとマットを接続
温水チューブと温水パネルを接続します。
専用のコネクターやクランプなどでしっかりと固定し、接続後は、漏れや圧力などを確認し完了です。
⑥フローリングを敷く
最後に、フローリングやカーペットなどを床暖房パネルの上に敷きます。
フローリングやカーペットは、床暖房専用のものを選ぶことが大切です。
以上、大まかな流れを解説しました。
※なお、工事工程は業者や床暖房の種類によって異なるため、見積時に聞いておくことをおすすめします。
床暖房リフォーム費用の目安
床暖房リフォーム費用の目安は、床暖房の種類や面積、工事内容などによって異なります。
一般的な費用の目安を見ていきましょう。
電気式床暖暖房
電気式床暖房は、比較的安く設置できるのが魅力です。
ですが、日々のランニングコストは高くなります。
直貼りタイプと張り替えタイプがあるため、表にまとめました。
参考にしてください。
▼電気式床暖房設置の目安価格
| 項目 | 電気式床暖房 |
| 設置費用 | 直張り：約5～8万円/畳 張り替え：約8～11万円/畳 |
| ランニングコスト | 約3,000～6,000円 |
温水式床暖房
温水式床暖房は、初期導入費用が高くなる傾向があります。
その分、ランニングコストは低くおさえられ、長時間、広い部屋で使用することが多い人におすすめです。
設置費用に熱源が必要となるため注意しましょう。
▼温水式床暖房設置の目安価格
| 項目 | 温水式床暖房の費用 |
| 設置費用 | 約6～10万円/畳 |
| ランニングコスト | 約3,000～4,000円 |
| 熱源機の新設費用 | 25万円～100万円 |
| 熱源機の種類と費用目安 | ー |
| 電気 | ヒートポンプ式、エコキュートなど 30～100万円程度 |
| ガス | エコウィルなど 10～50万円程度 |
| 電気とガス | エコジョーズなど 10～50万円程度 |
コストを抑えたいと考えている方や、部分的な暖房が目的であれば電気式がおすすめです。
一方で、リビングなど長時間使用する場合や、ランニングコストを重視する方には温水式が適しています。
業者選びのポイント
床暖房リフォームを成功させるためには、業者選びが重要です。
業者選びのポイントを以下の3つに分けて見ていきましょう。
- 相見積りを取る
- 保証内容を確認する
- 施工実績を確認する
相見積りを取る
1つ目は相見積もりを取ることです。
費用や工事内容は業者によって大きく異なります。
そのため、一社だけに依頼するのではなく、複数の業者から相見積りを取ることがおすすめです。
相見積りを取ることで、費用や工事内容を比較検討でき、業者の対応や信頼度も判断できます。
保証内容を確認する
2つ目は保証内容を確認しましょう。
床暖房は、長期的に使用するものです。
そのため、保証内容を必ず確認しましょう。
▼チェックしたい保証内容
- 保証期間
- 保証範囲
- 保証方法
などが含まれます。
保証内容が明確で充実している業者を選ぶと、万が一のトラブルにも対応してもらえるため安心です。
施工実績を確認する
3つ目は施工実績を確認しましょう。
優良業者は必ず、施工実績を公開しています。
施工実績が豊富で高い評価を得ている業者を選ぶと、安心して任せられますね。
口コミやSNSでの評判も重要な参考材料です。
特に、近隣の人々がどのように評価しているかを調べることで、業者が地域でどれだけ信頼されているかがわかります。
以上のことを参考にしていただき、悪徳業者にだまされないようにしてください！
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施工までの流れ
では、実際に施工の流れを簡単に解説します。
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失敗しない床暖房リフォームのまとめ
今回は床暖房リフォームについて詳しく解説しました。
床暖房は冬を快適にすごすアイテムですが、特徴を知らず選択してしまうと、後悔してしまう可能性もあります。
簡単にポイントを振り返りましょう。
▼床暖房のメリットは3つ
- 足元から温まる
- 安全性が高い
- 省エネ効果が期待できる
など、さまざまなメリットがありましたが、デメリットもありましたね。
- 初期費用が高い
- 工期が長い
- 暖まるまでの時間が長い
メリットとデメリットをしっかり理解して、あなたのお宅に最適か判断しましょう。
また、床暖房にも種類があります。
- 電気式床暖房
- 比較的安く設置できるのが魅力ですが、日々のランニングコストは高くなるでしょう。
- 温水式床暖房
- 初期費用は高いものの、ランニングコストは低く、エネルギー効率も良いといえるでしょう。
どちらを選択するか、あなたの「予算」「設置場所」を考えて選択してください。
▼設置費用の目安
- 電気式床暖房
- 直張り：約5～8万円/畳
- 張り替え：約8～11万円/畳
- 温水式床暖房
- 約6～10万/畳
- 熱源機の費用約25万～100万
目安を知っておくと、あらかじめ予算を立てやすくなりますよ。
最後に、一番重要な業者選びのポイントは3つあります。
- 相見積りを取る
- 保証内容を確認する
- 施工実績を確認する
しっかり内容をチェックして、悪徳業者にだまされないようにしてください！
ぜひ、今回の記事を参考にしていただき、あなたの理想とする家にリフォームしましょう。
ですが、「どの業者に頼んでいいかわからない・・・」
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など、不安は尽きないと思います。
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